好きなんだからしょうがない

ジャニーズの話をするブログ

2023年 上半期現場

早いもので今年も残り半年。少しずつ規制が緩和されて、以前のような生活に戻りつつある。が、私の舞台を観たいという熱は、この3年でほとんど消えてしまった。かといって完全になくなったわけではない。

ほぼジャニーズ関係ない舞台ですが、どうぞ。

 

 

リトルマーメイド

人生初の劇団四季。普段見る舞台とはチケットを取る段階から違っていた。平日と休日では料金が違い、子供用の料金も設定されている。一律S席(しかも当日発券)で13,000円取られるのとは訳が違う。今後導入してほしい。

リトルマーメイドってどんな話だっけ?王子様に恋をした人魚姫って最後どうなるんだっけ?くらいの知識しかなかったけど面白かった。アリエルが本当に海の中を泳いでいるように見える演技が素晴らしい。海を自由に、楽しそうに泳ぐアリエル。いつも一緒のフランダーが絶妙にかわいい。人魚の足?歩きづらそうなんだけど、みんなうまいこと歩くんだよね。すごい。アリエルパパはいつもなめらかにすーーっと泳いでくるのが印象的だった。アースラの足の動きもぬるぬるしていて、人の手で動かしていることを感じさせなかった。アースラの負のオーラというか、地の底から這いあがってくるような恐ろしさがよかった。映像ではできることを、舞台だと簡略化したり端折ってしまうこともあると思うけど、それを工夫して乗り越えて観る人を楽しませている。これが劇団四季。作り込みがとにかくすごい。波とか船とか、細かいところまで凝っている。

アリエルの楽曲もいろいろで楽しい。キレイで透き通った歌声が心地いい。唯一知っているアンダーザシーではテンション爆上げだった。リトルマーメイド知らない人も知ってる楽曲。魚たちもたくさん出てきてステージもめちゃくちゃカラフルで盛り上がっていた。

満足感がすごくて、しばらく良かった~としか言えなかった。寒かったけど心はぽかぽかで帰宅した。

 

ハリーポッターと呪いの子

こんなに長く公演をやっているとは知らず、観るのを諦めていたが、まだまだ続いているので石丸ポッターを観劇。魔法にかかったみたい!と前評判がすごくよかったので、期待していた。期待通り、いやそれ以上に素晴らしかった。舞台を観ただけなのに魔法を観ることができた。貴重な体験だった。キャストで全然印象変わりそうなので、機会があれば藤原ポッターも観たい。

ハリーポッターは知っていて見たことはあるが、そこまで詳しくなかった。というか登場人物の名前と、あらすじをなんとなくしか覚えていなかった。パンフレットにこれまでの歴史が書いてあって安心した。それでもざっくりしか頭に入らなかったが、何も問題なかった。多分詳しい人には嬉しい小ネタとかもたくさんあるんだろうなと思った。でも聞きなれないカタカナばっかり出てきてちょっとだけ混乱したので、予習しておくに越したことはない。

ハリーポッターの子供が主人公。声も聴きやすく、この子がよかったおかげでストレスなく観れた。大人になるための階段の途中で、もがいているところにかかる周囲の期待。父が「あのハリーポッター」なおかげで苦しんできた。彼の起こす行動は、結構な大ごとになってしまうけど、彼なりに考えて考えて、出した答えがあの行動なのだと思う。勝手な行動はよくないけれど、この期間に成長が見えてずっと応援してた。大丈夫、みんながついてるよ!みたいな。最終的に元に戻って安心した。

あと本当にお金かかってるな~!って思った、この舞台。あの水はどうなってるの?すごい。チケット代もすごい。でもA席は全体が見えるし特に不便に思うところもなかったので、問題なし。

 

RENT

2年前に出会った最高の作品を、今年も観ることができた。前はコロナの影響があり公演中止になり、完走できなかった。今回はみんな笑顔で終えられてホッとしている。前回は理解が追いついていないところがあったにも関わらず、自然と涙が出て、自然に拍手していた。おかげで最終の新幹線を逃して帰れなくなったが、今回は少し余裕をもって観ることができた。それでもやっぱり感動して泣いたし、帰りは結局ギリギリになった(間に合ったけど)。

相変わらず背が高くスタイルよすぎる翔真くん。かっこよかった。花村くんは初めてちゃんと観たけど、すごくよかった!ロジャーとマークの身長差たまらない。一見、合わなそうに見えるのにこの2人の信頼感すごい。ミミのパフォーマンスも、エンジェルも、モーリーンも最高だった。観ているこっちも楽しくなって、ドキドキして、この空間を共にしている感じが最高に楽しい。パワフルで、強くて、でも弱いところもあって。今、ここで生きている、それだけなのに、それがすごく胸を打つ。熱い。胸の奥の方がぎゅっとなり、生きていることに全力になる。胸が高ぶるってこれのこと。うまく文字にすることができないこの気持ち、RENT観たらきっとわかる。

 

笑の大学

どうしてこんなにも面白いのか。たった2人。同じ場所。同じような会話。構成はシンプル。三谷幸喜だから面白いだろうな、くらいの気持ちで観に行ったのを後悔した。すっごく面白い!

2人の会話のテンポも気持ちがいい。どうにかして上演させたい椿と、何でも突っぱねる向坂。最初は最低なやつ!と思った向坂がどんどん椿の脚本にハマっていく様が面白い。劇がロミオとジュリエットなのがいい。どういう話か想像がつきやすい。誰も置いていかない。明日はどうなるんだろうとワクワクさせてくる。前日のやり直し箇所を想像を上回る面白さで返してくる。とにかく喜劇にしたい、というかなってしまう椿。舞台作家ってこうやって作品を作っているのかな、って思うとそれも楽しい。あんなに堅物だった向坂も次第に椿にハマっていく。引き込まれていく。最終的に一緒に演じてるところ、最高だった。ノリノリな向坂がかわいい。もう堅苦しいことやめて、みんなで笑っていようよ。「お国のために」って必要?少しくらい、楽しいことがあったっていいじゃない。まっすぐな情熱が人を動かす。それをひしひしと感じた。

ラストは正直予想していなかった展開だった。楽しいままだと思ってたから、残酷だ、と思った。でも、最初からそうだった。ああ、しんどい。カラスの話、なんとなくでしか聞いてなかったけど、あれは大事な話だった。公演後、誰かと話したくて仕方なかった。

ジキルとハイド

ずっと見たかったのでようやく見れるのが嬉しかった。先月も石丸さん見たばっかりなのになって思ったけど、この人次の日は東京でハリーポッターになってるんだよな。どう考えてもおかしくない???

物語はなんとなくわかっていたけど、舞台として観るのでは感覚が違う。ハリポタは歌がなかったけど、今回はミュージカルなのでめちゃくちゃ歌う。歌がうますぎる。当たり前だけど。あとで石丸さんが57歳だと知ってマジでびびった。こんなパワフルに歌うのに!?ジキルとハイドの演じ分けもすごかった。圧巻だった。全身で石丸幹二を浴びたような感覚。

ハイドの面は自分で認めていなかった感情なのかな。だからこそ、ハイドが出てきて自分自身も恐ろしいと感じたのかも。本当は教授たちのこと、殺したいほど憎んでたって気づかなかったのかね。ハイドが自分だとわかっていて、ルーシーに逃げるようにうながすのは切なかった。ジキル自身がハイドを抑えきれないって分かっていたからなんだろうな。ていうかルーシー、セクシーでかわいすぎる!ショーのシーンはずっと観ていられると思ったし、もっと観たいと思った。そのあと、店のオーナーにモノ扱いされていて私がキレそうだった。最後までジキルのことを信じていたし、この人だったら、って思っていたことも切ない。ジキルに伝わっていたはずなのに。愛しい存在を守れなかったジキル。最後は最愛の妻を傷つけないための決断。どうにかならなかったのか、と思ってしまうけど、これはどうにもならなかった。自分自身で「試した」結果がこうだから。

二重人格がテーマだけど、自分も2人の人間に分断されたらどうなるんだろうと考えた。ジキルが考えた善人だけの世界にはならないよな~。私も仕事しているときは基本話さずおとなしくしているけど、家に帰ればずっとしゃべっているのでジキルとハイドみたいになりそう。恐ろしい。

 

endless SHOCK

ショウリ本編。ヒロミツは結局一度も観れなかったのを悔やんでいる。正直それぞれの本編とeternalを観て比べたり考えたりしたかったけど、もちろん4公演分行けず。きっちり記録として残したいと思うと2回は観たいし…なんて無理なんですがね。

コウイチは基本変わらないとして、ライバルやリカが変わると見え方が変わるのがSHOCKの楽しいところ。今回は演出も違うところがあった。コウイチの登場とか、リカとオーナーの歌とか。体感的に殺陣の時間も減っているように感じた。今回eternalは観てないけど、やっぱり本編が好き。本編でおなか一杯になる。

とにかく安達くんがかわいい。それに尽きる。松倉くんに出会ったときのような衝撃でずっと追いかけてしまった。これが恋ですか。ショウリ越しにずっと見てた。ステフォ買ってしまったよ。笑顔がたまらなくかわいくて、幕間でめちゃくちゃ調べたもんね。

リカは思っていたよりも年が下に見える。キレイ。元気なリカってよりしっとりリカ(うまく言えない)。ショウリとリカは同い年のカップルに見えて、憧れのマドンナのリカちゃんという感じがしなかった。逆にコウイチと並ぶと年齢差あるな~と。実際年齢差ありますが。コウイチがすべてで、居ないとどうしていいかわかんないし…って感じがよかった。

ショウリは前回よりリラックスしているように感じた。勝利くんの中のショウリが出来てきたのかな。良いです。コシオカとマツはいつも通り。安定のバランサーで、安心して観れる。ハラは相変わらずゴツくて存在感バリバリだった。どんどんいい男になる。光一さんは絶対しんどかったと思うので無理しないでください。いつも最高のエンタメをありがとうございます。

まだ言うか、という感じですがタツミがまた出るの待っている。観たいのでお願いします。そろそろふぉ~ゆ~も卒業だと思っているけど。

 

 

 

振り返ると遠征のペースがガタ落ちしている。ジャニーズの話をするブログなのに全然していないじゃないか。

行きたい気持ちを最優先して駆け回っていた時は楽しかった。あの時は不安も焦りもなかったが、今は年齢を重ねって少しずつ現実と向かう時間が増え、冷静さが上回ってしまう。高騰するチケット代、遠征費、グッズ代…。しかし最高の作品に出会えたときの興奮とワクワクは、いつまでも私のエネルギーとなってくれる。回数は減ろうとも、この趣味は辞めたくない。