好きなんだからしょうがない

ジャニーズの話をするブログ

東京に行くのがやめられない

私の住んでいるところから東京まで、新幹線に乗れば2時間。バスなら6時間。車で行けないこともない。鈍行で行くには遠い。でも、陸で繋がっているし、日帰りも余裕。近いようで遠い、微妙な距離の東京に、月に1回以上の頻度で行っている。理由はただひとつ、現場があるから。

 

2017年、初めて観たSHOCKに魅せられて、もっと舞台が観たくなった。そんな私の気持ちを後押しするかのように、辰巳くんの舞台が次々と決まった。どんな舞台でも、辰巳くんの姿が観れるなら嬉しかったし、いろんな役に挑戦して、その度に違う顔をする辰巳くんを見るのがとても楽しかった。ふぉ〜ゆ〜の舞台をはじめ、いろんなもの、いろんな舞台を観てきた。どれも素晴らしい。生でパフォーマンスを感じるってなんて幸せなんだろうと思う。まさに「生きている」と感じる瞬間だ。その瞬間を求め、好きな人に会いに行くため、私は東京に行っている。

 私にとって東京は「遊ぶところ」だ。それは小さい頃から今まで変わらない。同じ日本なのに、どこか特別で、キラキラしていて、憧れのような感情を持っている。何でも東京に集まるし、何でも東京にある。地元ではありえないことも、東京では平気で起こっている。いつだって人で溢れていて、忙しなくて、たまに怖い。東京は「非日常」のかたまりだ。その非日常に飛び込んでいくのは、とても楽しい。普段着ない服を着て、おしゃれして、好きな人がいるところに行くからって背筋も伸びて、テレビでやっていたロケ地に行ったりして。舞台やコンサートでは今日この日しか味わえない感動を、幸せを感じハッピーになる。休日を目一杯使って、翌日体はヘロヘロで出勤しても、心は満たされている。最大の美容法の「自担に会う」をした肌は絶好調だし、自担パワー(?)を持ってすれば疲れだって吹っ飛ぶ。なんて楽しいんだろう。東京に行く回数も、自然と増えていった。全然飽きない。何回行くのも平気。交通手段の確保も慣れてきた。

 移動時間も楽しみのひとつだ。移動手段なら断然新幹線が好き。朝、窓側の席に座ってご飯を食べて、スマホで現地の状況を確認したり、ゲームしたり、本を読んだりする。そして眠くなったら寝る。降りる前に髪と顔と荷物を確認して、東京駅に降りる。帰りは(時間とお金に)余裕があれば駅でお酒を買って、その日の公演を思い出しながら手帳にメモをする。眠くなったら寝る。寝るの大好き。新幹線大好き。飛行機もだいぶ慣れたけど、やっぱり新幹線の居心地には敵わない。最近は節約のために乗る回数を減らしているけど。

 

でも、漠然と不安になることがある。東京までの移動に、シンプルにお金がかかっている。こんなに行く必要ある?交通費で何公演入れる?そもそもチケットないけど…。そう考えては反省会を開く。もし東京に住んだなら、せっかくだからと予定を詰め込みまくったり、今日はもう帰らなきゃいけないからってご飯のお誘いを断ったり、そんなこともしなくていい。自担との物理的な距離も、会場へのアクセスも近くなる。それってすごく魅力的だ。魅力的なのに、今まで東京に住もうと本気で考えたことがない。東京に住んだら楽なのにね、なんて友達と笑いながら話していたけれど、なんで私は飛び込んでいかないんだろう。そもそも、なんで住むって発想にならないんだろう。東京は確かに憧れの街だけど、私は住みたいと思っていたわけではなかった、と思う。自分の気持ちにブレーキをかけるのは、理由が「現場が近くなるから」だけなこと。それだけが理由なら、交通費かけて行ったほうがいい。住んだこともないくせに、大変そうだとか、結局家賃だなんだってお金はかかるとか、余計な心配ばっかりして、自分の中から行く選択肢を消す。行きたいって思ったならすぐ行動に移すべきだし、行く気がないのにお金のことばかり考えてギャンギャン騒ぐなら、地元にいた方がいい。逆に地元にいれば、チケットが取れなくても諦めがつきやすい。東京にいたら、当日券に安易に手を出してしまうし。どちらにしても心身に負担がかからない方を選ぶべきだ。結局今の私は、地元にいる方を選んでいる。ここ半年の交通費を計算しながら。

 

あーまた現場が東京。なんで東京ばっかりなんだろう。たまには地方来てくれてもいいじゃん。そう嘆きながら、やっぱり東京に行くたびにワクワクしてしまう。私は結局東京に非日常を求めてしまう。東京大好き。地元では味わえない感覚を、東京で感じたい。いつか私と東京との距離が近くなるかもしれないし、このまま地元を離れないかもしれない。先のことは何も考えていない。そうなったら考える。でも、今年のうちは、東京に行くのがやめられなさそうだ。

次の現場は屋良くん主演のCIRCUS!の予定。また、東京。すぐ行くからね。